旅のハジはかき捨て!

ぴよぴよ米国留学の記録。ほぼ私事日記。

ジェンダーギャップ

話題になっている、東京大学入学式での演説全文を読みました。

https://www.u-tokyo.ac.jp/ja/about/president/b_message31_03.html

 

上野千鶴子さんの悩みのるつぼは母と共にいつも楽しみにしていました。尊敬する先輩の一人です。

以下は、人それぞれ賛否はいろいろあると思いますが、あくまで一OGの個人的な記録です。

 

男女格差について、世界経済フォーラムの推計では、日本は世界149カ国中110番目という数字が出ています。誇れる数字では決してないと思います。

http://www3.weforum.org/docs/WEF_GGGR_2018.pdf

 

上野さんの演説の中で聞く話は、正直だいたいよく聞く話だと思います。ただ、入学式の場で、改めて東大がテーマに選んだ、というのは大事なことだと思いますし、ずっと前から言われて来たことが未だに「大荒れ」を生んでしまう世の中であるというのは、良い変化が待ち遠しいような気持ちになります。

 

前段に、進学率における男女差ついて触れられています。

実際に留学準備にあたってたくさんの大学院の男女比を調べました。ほぼ全ての大学院で、比率は半々、国際関係や開発系、環境系では女性の割合の方が多い大学院が多数でした。

 

有用な女性は日本にたくさんいて、もっと活躍してほしい!そんな話をすると、純粋に疑問を返してくる方がいます。「周りの女性はそもそも社会で活躍なんか望んでないよ、あなたが特殊なんじゃ?」と。

親の認識や教育が変わって、もっと多くの女子が夢を描ける社会になればいいなあ、と思います。男性だって逆も然りで、もっと自由な世の中になったらなあと思います。

 

次に、社会で待ち受けている男女格差の現状。

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私自身も「東京の大学」と言ったことは恥ずかしながらありますし、今も日々たくさんの違和感にぶつかっています。東大女子NGのサークルについては、東大が警告を発したというのをここで初めて見て、少し安心しましたが、正直、いまさら!?という感想の方が強いです。

まだまだ、伸びしろのある社会、、ということでしょうか。

 

そんな中で、大事なことは、男女ともにたくさんの理解者がいて、全ての男性が差別的だとか、そんなことは言っていません。

 

演説の中では、社会は困難だからどうしろとかは言われていないですが、

ただ、「がんばったら報われるとあなたがたが思えることそのものが、あなたがたの努力の成果ではなく、環境のおかげだったこと忘れないようにしてください。」

という言葉があり、心に残りました。

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今まで応援してきてくれた人を思えば頑張れるし、

そのうち少しは恩返しできるようになりたいですね。