旅のハジはかき捨て!

ぴよぴよ米国留学の記録。ほぼ私事日記。

開発経済 授業で得たこと

今取っている修士号コースは、途上国開発に関する実践的なコースなのですが、もう少し具体的に言うと、、

環境、教育、農業、ファイナンス、など様々な分野の学生が集まり、1年目はジェネラルに広く開発プロジェクトを行うにあたっての基礎知識やスキルを習得し、2年目は他学科のリソースを活用して自由に学びましょう!というコース。。要は、コアな授業(経済、統計、リーダーシップやプロジェクトマネジメントなどの基礎スキル)をこなしさえすれば、あとは可能な限り自分の好き勝手出来る!学校が面倒見てくれるかわからないのは欠点ではあるものの、学校なぞにコントロールされるのはまっぴらごめん。自由な雰囲気が大変ありがたいのです。

 

今学期は1学期目ということで、大変必修が多い。クラスのみんなで必死に協力しながら、やっと中間テストを乗り越えました・・・テストがない授業もあるので、今回は開発経済に関する2つのテストを受けてきました。

 

これまで、環境に関する仕事にかかわったことはありましたが、意思決定において経済学的な分析をがっつり導入したことがなかったので、大変勉強になりました。自分の関わってきた部分では、なんというか、環境というのは経済活動の外側にあって、一部の環境cautiousな人たちが気にするから対策する、という「既存のシステムの外で対策する」ものであったような気がするのです。今回受けた授業では、環境負荷をどう経済活動の輪の中に入れて考えるか、税、補助金、規制のそれぞれの政策を数値で比較するという環境経済の基礎的な部分をさらってくれたのですが、とても基礎的なように見えて、日本の政策立案の場ではあまりちゃんとやれていないような気がしました。。(人的リソースにも、予算が1年単位という時間的にも、意思決定のシステムてきにも、難しいのかも)

 

また、開発に関するプロジェクトを行う上でも、貧困とは何なのか、不平等をどう表すのか、どういう調査手法が有効なのか、評価手法は?という点についても2つ目の授業でさらってもらえたのですが、これまでかかわったプロジェクトでは、自分の中で系統立った知識がなかったため、その場その場でできそうな方法を試していたようにしか思わず。OJTでなんとかしのいでいくのも大事ですが、学問として学ぶというのはまた別の意味があることだなあと思ったり。

 

せっかくためになる授業を受けたので、次記事以降、ざっくりと作ったテスト対策メモをこのブログに随時載せていきたいと思います。