科学を信じない人たち
先日、学校で、テキサス大学の気候科学(某誌の最も世界に影響を与えた100人でもある)のKatharine Hayhoe教授のお話を伺う機会がありました。
多くの人たちが気候変動を脅威ととらえる中で、そんなの自然の変化では?人間のせいではない、という人もいる。
グレタさんの主張もそうですが、科学をどう政策に反映するのか、ということは非常に難しい。
今回の講義でのポイントは以下。
・1820年から地球の仕組みは研究されてきており、気候変動が人為的要因によるものと多くの研究で証明されている。
・しかし、気候変動は人為的ではないと証明する研究結果もあるが、そのような過去の論文38本を教授のチームで再検証したところ、誤りなどあり、人為的な要因が気候変動の原因であることを証明している。
・科学的に検証されながらも、否定する人がいるが、宗教的な観点も影響を与えている。(米国では進化論すら信じない人も多いとか!!驚)
・人は賢くなれば賢くなるほど、自分の考えに都合のいい情報を上手にcherry pickingすることで、自分の考えを証明しようとする。(scienceが考えを変えるのは難しい。)
・Yaleの研究チームが州別の気候変動に関する意見を調査。
気候変動の存在を信じている人は多い(カリフォルニア州は真っ赤ですね。)が、それが自分自身に影響を与えると思っている人は少ない。自分事として、Talkしていくことが大切。
最後に、写真。(スライドは上記イエールの「自分が気候変動により影響を受けると思いますか?」という質問に対する各州の解答。ほぼ真っ青。)
せっかくの米国にいるからこそ、こういう貴重な機会は活用していきたい。
今回のものも、ぼーっとしていたところ、周りの方からこれは超有名人なので是非、とお誘いがあったので、参加したのです。
なかなかイベントの情報収集すら面倒くさくなってしまうのですが、やはり足を運ぶととモチベーションが高まりますね。頑張ります。。