旅のハジはかき捨て!

ぴよぴよ米国留学の記録。ほぼ私事日記。

イスラム男女観

珍しいことに、クラスの半分以上がイスラム教徒。先生も、出身はイラク

全然ちがうことからイスラム圏における男女関係の話に飛び火し、なかなか楽しい議論になったので記録。

(ちゃんと調べてないしクラスにいた数人の意見なので間違ってたらすいません)

 

口火を切ったのは、リオのカーニバルで有名ないろいろ激しい国ブラジルから来た20歳の美少女。

イスラム教は結婚していない男女でデートしたらいけないの?キスは?」

聞いてみたいとは思っていた話。よくぞ聞いてくれた!!ハイジの国から来たアルプス女子もニヤニヤ。

 

先生曰く、

・私的な場所では秘密裏にやってる人はいるかも知らないけど知らない。公的な場所は言うまでもなく、家族に関係を知られたら大変なことに。

・何より、社会がオープンな振る舞いに慣れてないから、感覚的に戸惑いを感じて出来ない

・ましてや関係を持ったことが人に知れたら、結婚できないし、それどころかアメリカ滞在中に男性と関係を持ったことが父親にばれて射殺された女性も知り合いにいる。とのこと……

 

娘殺すの!?こわ!!

 

イスラムの生徒達はその話に否定的で、

先生の世代はそうかも知れないけど、だんだん変わってきてるからそれまでじゃない。田舎の地方と都会でも違う。とは言っているものの…

詳しく聞くと、

・普通は婚約前はデートしない。恋人がいたとしても秘密だし絶対関係は持たない

SNSでの連絡から婚約に発展するケースもあるらしい。なるほど、snsなら会ってはいないもんね。。

・関係がばれたら、俺の父親なら俺のこと殺すと思う、と言う人も。

・生徒たち20〜30代の次の世代が大人になったら、西欧のような振る舞いをするかもねーって。そんな感触のようです。

面白かったのは、未婚な男女は黙ってて、結婚してる生徒ばかり喋ってました。なんというか言いにくいところがあるのかな。

 

先生個人のご意見としては、

「自分の娘(アメリカ人)には、このオープンな文化に混ざって欲しくない。」とな。

娘さんはそろそろ年頃とのことで…正直、アメリカの文化で育った子に対してその押し付けは、かなりキツいんじゃないでしょうか?普通に皆そこら辺でチュッチュしてる国だし……good luck娘さん!

 

男女格差についても、根強い法律上の不平等はあるものの、少しずつ改善されてきてるみたい。

一夫多妻については、サウジアラビアの大きな都市のような進んだところだともうマイナーな考え方だと言ってますが、先生の親戚には奥さん3人いる人とかいるんだと。

 

労働については、

・男性は働かなくてはならない。給料は家族のために使う。

・女性は働いてもいい。給料は自分で持ってていい。シェアしたければシェアしてもいい。

という取り決めになってるらしい。最近の女性はシェアする傾向にあるらしいけど、専業主夫という概念は存在し得ないということですね。

専業主夫だっていろんなあり方があっていいと思うけど。。

 

時代は変わってきているとはいえ、だいぶ新鮮な話でした。

後から調べるとイスラム教の離婚率はすごく低いらしく、このシステムもうまく行ってるのかも。